自分にとっての、ブログの次を考える
8-p.info にあるものだけでも、15年以上ブログを書いてきたけれど、そろそろ次のフォーマットを考えたいとおもって、thoughts.8-p.info をやっている。
ブログはどこが良くて、どこが悪かったか
良いところ
- 更新を追いやすい。これは新しい順に並んでいること、基本的に一度公開されたものは変更されないこと、RSS/Atom の存在に支えられている。
- 過去に書いたものをメンテナンスしなくて良い。
- リンク切れが起きにくい。
悪いところ
- 一度書いたものに手を入れるのが難しい。
- これは多分に規範の話で、SEO をがんばっている人々のなかでは、ブログ記事のリライトはよく行われている。
- 結果として、長いものを書こうとすると、非公開での草稿期間が長くなるか、続編をどんどん書いていくということになりがちになる。ただ後の章を書いた後に、前にもどって整合性をとったりするのは、あまりやらないことが多い。
- 出来上がったものを見たときに「10年以上つづけてこれか」というちょっとの失望が、私はあった。
結婚して子供ができてからは、土日を潰して大作を書くような生活はしにくくなったので (やればできるが、やりたくない) もうちょっと「品数を減らして、イテレーションを増やす」方向に移行していきたい。
更新を追う必要はどのくらいあるのか
更新を追うことがどのくらい必要かは疑問で、友人知人の動向をほぼリアルタイムで知ることが本当に良いことかというと、実際のところはそうでもないと思う。毎週とか毎月でもいいのではないか。たとえば Fraidycat には、頻度を調整する機能がある。
Follows also have an importance: real-time, daily, weekly, monthly and yearly. These indicate how frequently Fraidycat should check that individual and moves follows off the main page if they aren't real-time, where you can view them periodically on your own.
リンク切れ対策
Git の履歴を使えば、過去に存在した URL の全てと、その移動を追うことは、技術的に可能なように思う。
毎年ないし四半期に https://calver.org/ でタグをつけると、GitHub を Wayback Machine のように使えるようになる。ただ、GitHub にどれくらい依存するべきかは議論の余地がある。
インターネットに書く理由
フェアリアル好きだったけど、インターネットに書く理由といって思い出すのは、cho45 さんの
わからなかったことは公開される形で記録しつつ解決して、検索できるようにしましょう。そうすると後続の友達がいない人に優しいインターネットになります。
とか、あとは brazil さんの、
福岡で大企業の3、40代の方々と飲み会。ブログもJavaScriptも全て否定される。
とかかなあ。私も、インターネットに文章を書くのは、結構長くつづいているほうだと思う。日記的な内容はだいぶ減ってしまったので、Web 日記とはいいがたいけれど。